2007年10月18日木曜日

若年男性の急性多発関節炎(3)

Clinical course:
Ceftriaxone 1g/日で症状は速やかに改善。
咽頭の淋菌PCR陽性のみで、培養では捕まりませんでした。
(by Rheum-dora, courtesy of Dr. Y@ID, TMH-K)

若年男性の急性多発関節炎(2)


若年男性の急性多発関節炎(1)

Brief summary:
生来健康な20歳日本人男性、フィリピンより帰国後に発熱、咽頭痛、多発関節炎をきたした。
2007年10月1日よりフィリピンに友人4人と旅行、現地で性交渉あり。コンドームは使用したが、途中で破れたとのこと。連日riskある行動を繰り返し、4日に帰国。5日より、咽頭痛、左頚部の疼痛、39度台の発熱。近医よりロキソニン、PL顆粒処方されるも改善せず。6日より、両手の関節痛、7日には足関節にまで拡大。同日某病院ER受診、入院精査となる。ちなみに、心エコーはTTEでno vegitation、尿中淋菌、クラミジアPCRは陰性。血液培養は4セット陰性。尿培養は1セット陰性。LPは施行せず。
初診時WBC 9200, CRP 7.2、HBsAg、HCV-Ab、HIV-Ab共に陰性であった。
手の画像を別掲します。
(by Rheum-dora)